裁判例結果詳細
最高裁判所判例集
- 事件番号
平成17(あ)1153
- 事件名
詐欺,公正証書原本不実記載,同行使,強制執行妨害,競売入札妨害,電磁的公正証書原本不実記録,同供用被告事件
- 裁判年月日
平成18年12月13日
- 法廷名
最高裁判所第三小法廷
- 裁判種別
決定
- 結果
棄却
- 判例集等巻・号・頁
刑集 第60巻10号857頁
- 原審裁判所名
東京高等裁判所
- 原審事件番号
平成13(う)1182
- 原審裁判年月日
平成17年4月28日
- 判示事項
現況調査に訪れた執行官に対して虚偽の事実を申し向けるなどした刑法96条の3第1項該当行為があった時点が刑訴法253条1項にいう「犯罪行為が終つた時」とはならないとされた事例
- 裁判要旨
現況調査に訪れた執行官に対して虚偽の事実を申し向け,内容虚偽の契約書類を提出した行為は,刑法96条の3第1項の「公の競売又は入札の公正を害すべき行為」に当たるが,上記虚偽の事実の陳述等に基づく競売手続が進行する限り(判文参照),その行為の時点をもって,刑訴法253条1項にいう「犯罪行為が終つた時」とはならない。
- 参照法条
刑法96条の3第1項,刑訴法253条1項
- 全文