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最高裁判所判例集

事件番号

 平成18(受)1666

事件名

 不当利得金返還請求事件

裁判年月日

 平成19年7月17日

法廷名

 最高裁判所第三小法廷

裁判種別

 判決

結果

 その他

判例集等巻・号・頁

 集民 第225号201頁

原審裁判所名

 大阪高等裁判所

原審事件番号

 平成18(ネ)530

原審裁判年月日

 平成18年6月27日

判示事項

 貸金業者が利息制限法1条1項所定の制限を超える利息を受領したことにつき貸金業の規制等に関する法律43条1項の適用が認められない場合と民法704条の「悪意の受益者」

裁判要旨

 貸金業者が利息制限法1条1項所定の制限を超える利息を受領したが,その受領につき貸金業の規制等に関する法律43条1項の適用が認められないときは,当該貸金業者は,同項の適用があるとの認識を有しており,かつ,そのような認識を有するに至ったことについてやむを得ないといえる特段の事情がある場合でない限り,民法704条の「悪意の受益者」であると推定される。

参照法条

 民法704条,貸金業の規制等に関する法律43条1項,利息制限法1条1項

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