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最高裁判所判例集

事件番号

 平成16(あ)2145

事件名

 傷害被告事件

裁判年月日

 平成17年3月29日

法廷名

 最高裁判所第二小法廷

裁判種別

 決定

結果

 棄却

判例集等巻・号・頁

 刑集 第59巻2号54頁

原審裁判所名

 大阪高等裁判所

原審事件番号

 平成16(う)785

原審裁判年月日

 平成16年9月9日

判示事項

 自宅から隣家の被害者に向けて連日連夜ラジオの音声等を大音量で鳴らし続け被害者に慢性頭痛症等を生じさせた行為が傷害罪の実行行為に当たるとされた事例

裁判要旨

 自宅から隣家の被害者に向けて,精神的ストレスによる障害を生じさせるかもしれないことを認識しながら,連日連夜,ラジオの音声及び目覚まし時計のアラーム音を大音量で鳴らし続けるなどして,被害者に精神的ストレスを与え,慢性頭痛症等を生じさせた行為(判文参照)は,傷害罪の実行行為に当たる。

参照法条

 刑法204条

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