裁判例結果詳細
最高裁判所判例集
- 事件番号
平成2(あ)1095
- 事件名
所得税法違反
- 裁判年月日
平成6年9月13日
- 法廷名
最高裁判所第三小法廷
- 裁判種別
決定
- 結果
棄却
- 判例集等巻・号・頁
刑集 第48巻6号289頁
- 原審裁判所名
東京高等裁判所
- 原審事件番号
- 原審裁判年月日
平成2年10月1日
- 判示事項
売上げを正確に記載した帳簿を作成している場合に売上金の一部を仮名又は借名の預金口座に入金保管することと不申告ほ脱犯の所得秘匿工作
- 裁判要旨
売上げを正確に記載した帳簿を作成しており、これをことさら税務当局から隠匿したり、別に虚偽の帳簿を作成したりするなどの工作を積極的に行っていない場合であっても、売上金の一部を仮名又は借名の預金口座に入金保管することは、ほ脱の意思に出たものと認められる以上、不申告ほ脱犯の所得秘匿工作に当たる。
- 参照法条
所得税法238条1項
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