昭和41(オ)837

 所有権移転登記手続請求

 昭和43年12月24日

 最高裁判所第三小法廷

 判決

 棄却

 民集　第22巻13号3366頁

 東京高等裁判所

 昭和40(ネ)649

 昭和41年5月11日

 抵当不動産の占有と民法第一六二条第二項にいう善意・無過失

 民法第一六二条第二項にいう占有者の善意・無過失とは、自己に所有権があるものと信じ、かつ、そのように信ずるにつき過失のないことをいい、占有者において、占有の目的不動産に抵当権が設定されていることを知り、または、不注意により知らなかつた場合でも、ここにいう善意・無過失の占有者ということを妨げない。

 民法162条2項，民法397条

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