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千葉家庭裁判所長
太田 晃詳(おおた てるよし)
(昭和35年10月6日)
略歴
昭和62年に東京地裁判事補として任官し、その後、各地の地方裁判所、高等裁判所で主に民事事件を担当してきたほか、最高裁判所(調査官室、事務総局家庭局)、農林水産省、東京法務局、証券取引等監視委員会でも勤務しました。判事補であった頃には、高松家裁丸亀支部で、少年事件、家事調停事件も担当していました。近年の略歴は、以下のとおりです。
- 平成27年8月
- 東京地裁判事(部総括)
- 平成29年3月
- 東京地家裁立川支部長
- 平成30年3月
- 福島家裁所長
- 令和2年3月
- 大阪高裁判事(部総括)
- 令和5年5月
- 千葉家裁所長
御挨拶
家庭裁判所は、家事調停、家事審判、人訴訴訟事件や少年事件を取り扱う裁判所であり、家庭問題という私たちの生活に深く関わる事件を担当しています。昨年には、家事調停で、IT機器を用いたウェブ調停の運用が始まるなど、デジタル化の時代の流れに即応してきています。後見関係事件では、高齢化社会の進展に伴い、地域のネットワークの中で司法機関としての裁判所が、福祉や医療を担当する他の機関と連携して成年後見制度の適切な運用がされるような努力が求められています。また、少年事件の分野では、令和3年に、18歳及び19歳の少年について、「特定少年」として特例が定められるなどの少年法の改正があり、これに応じた適切な審理の在り方が検討され、実践されています。
このように家庭裁判所は大きく変わりつつありますが、皆様の身近な存在として、事件に関わる方々の心情に配慮しつつ、法的に適切な解決、判断をするという家庭裁判所が培ってきたよき伝統を活かした執務ができるよう、環境整備に尽力していきたいと考えております。
私生活では、近隣の街歩き、旧跡の探訪、美術館巡りなどで気分転換をしています。最近、田中一村という孤高の画家が好きになり、千葉にゆかりがあるということで千葉市に残された作品群、特に名作「アダンの海辺」を観ることを楽しみにしています。