広島家庭裁判所長の紹介

広島家庭裁判所長

高山 光明(たかやま みつあき)
昭和36年8月4日生

広島家庭裁判所長高山光明

略歴

昭和60年4月
司法修習生(札幌)
見出し
大阪地裁、釧路地家裁、横浜家地裁、宮崎地家裁日南支部
東京地裁、静岡地家裁下田支部、東京地裁
岡山地家裁、前橋地家裁、さいたま地家裁、横浜地家裁小田原支部で勤務
令和 2年2月
名古屋高裁金沢支部判事(部総括)
令和 2年6月
名古屋高裁金沢支部長
令和 3年5月
高松高裁判事部総括
令和 5年4月10日
広島家裁所長

ご挨拶

広島家庭裁判所長の高山と申します。
広島の勤務は初めてですが、以前岡山に勤務したことがあり、当時幼かった子どもを連れて何度か広島に遊びに来たことがあります。宮島で鹿に追いかけられた思い出があります。
私は、これまで地方裁判所での刑事事件の裁判長を長年担当してきましたが、家庭裁判所で家事事件や少年事件を担当したことも10年以上あります。
ところで、皆様は、家庭裁判所というとどういうイメージを持たれますか。
地方裁判所で裁判員裁判を担当しておりますと、裁判員の方とお話をする機会が多くあります。
裁判員の方は裁判所の建物に初めて入った方がほとんどなのですが、多くの方が、「裁判所は敷居が高い」「裁判所は怖いイメージがある」とおっしゃられます。確かに、特に刑事事件を扱う地方裁判所に対しては、そのような印象を持たれるのももっともかもしれません。
ただ、家庭裁判所については、ぜひとも違うイメージを持っていただければと思っております。家庭裁判所では、もちろん地方裁判所と同じように、「白黒を断じる」という仕事もありますが、どなたでも経験する可能性がある家庭内のトラブルや悩み事を解決するという福祉的な仕事がむしろ中心なのです。
家庭の中では、子どもの非行、夫婦間や相続をめぐるトラブルのほかに、最近の少子高齢化の影響もあって、高齢者の介護・財産管理での悩み事や別れた夫婦間での幼い子どもの養育をめぐるトラブルも多くなっています。
私たち家庭裁判所の職員は、家庭内でのいざこざや悩み事を解決して家族が皆笑みを浮かぶことができるよう助力するということを使命としています。
どうぞ、県民の皆様におかれましては、家庭裁判所を身近に感じてご利用していただければ、幸いです。よろしくお願いいたします。