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京都地方裁判所裁判官の声

 京都地方裁判所では,裁判官が,朝日新聞京都版(不定期金曜朝刊)に連載中の「司法Voice」という記事に,「司法の現場で心に残ったエピソード」を寄稿しています。
 今回,朝日新聞データベース事業部から許可を得て,これらの記事を「京都地方裁判所裁判官の声」として,当庁HPで改めて紹介させていただくことになりました。

裁判員 示唆に富んだ意見(山村裁判官)

 先日、大学生に対して、裁判員裁判の説明会を行いました。参加者からは、「説明を聞いたことで裁判員制度への不安が減った」という感想がありました。安心して裁判員裁判に参加してもらうには、まずはその内容を知っていただくことが大事だと感じました。
 裁判員裁判は、裁判員に刑事裁判に参加してもらい、裁判官と共に、被告人が有罪か無罪か、有罪の場合にはどのような刑にするかを決めてもらうものです。実際の裁判は、法廷において証拠調べなどを行う「審理」、審理に出てきた証拠を前提にどのような判決がふさわしいかを議論する「評議」、評議で出た結論とその理由を言い渡す「判決」という、大きく分けて三つのパートから構成されます。
 審理では、検察官や弁護人から主張や立証が行われます。難しそうですが、裁判員裁判では、法律上,裁判官のみならず検察官や弁護人にも、分かりやすい審理をすることが求められています。法律的な問題については、裁判官が責任をもって説明しますし、評議では、裁判官が、評議が分かりやすいものになるようにしっかりと整理します。
 今まで担当した裁判員裁判ではいつも、裁判員から示唆に富んだ意見が出されています。出される意見は特別なものではなく、ご自身の背景や経験によって形成された、それぞれの感覚が反映された意見なのでしょう。そのような意見が積み重なって出た結論は、多角的な視点に基づいた、より良いものになっていると思います。
 裁判員裁判に限りませんが、裁判所では日々、公開の法廷で裁判が行われています。興味のある方は、一度裁判所に足を運ばれてみてはいかがでしょうか。