那覇家庭裁判所長

那覇家庭裁判所長

溝國 禎久 (みぞくに よしひさ)
(生年月日 昭和38年8月15日)

写真:那覇家庭裁判所長 溝國禎久

略歴

 平成4年に裁判官になり、神戸地裁、最高裁家庭局、那覇地家裁平良支部、東京高裁、東京家裁、福岡地裁、福岡高裁などで勤務しました。
 その後、神戸地裁姫路支部判事(部総括)、熊本地裁判事(部総括)、福岡地裁判事(部総括)、福岡地家裁小倉支部長などを経て、令和5年7月に那覇家裁所長に就任しました。

ごあいさつ

 平成14年4月から平成17年3月まで、那覇地・家裁平良支部で勤務していましたので、18年振り、2度目の沖縄勤務となります。沖縄県(特に宮古島)内では、時折「宮國(みやぐに)」さんと読み?間違えられることがありましたが、正しくは「溝國(みぞくに)」ですので、これを機会に覚えていただければ幸いです。どうぞ、よろしくお願い致します。

 日本では、随分前から始まっていた少子化や高齢化により、すでに10年程前から総人口が減り続けており、今後も長期間にわたって人口減少局面が続くといわれています。非常に深刻な社会的課題ですが、社会の基本単位とされる「家族」「家庭」の在りようや、社会を構成する個々人の価値観・選択したライフスタイルの多様化などもその一因ではないかと考えます。ここ沖縄でも、ついに人口減少局面に突入し、全国と同様の変化も急速に進んでいると感じます。家庭裁判所は、「家庭」や「家族」に関する様々な問題・紛争を、そうした社会の動きを踏まえながら、関係する多くの機関とも連携して、法的に適切な解決に導く役割を果たすことが期待されていますが、昨今の社会の急激な変化に伴って、皆さまからのこうした期待がますます高まっていると感じています。これに応えるべく、裁判官はじめ家庭裁判所の職員は一丸となって、より良い裁判手続を目指し日々取り組んでいます。
 近時、あらゆる分野でデジタル化やDXが進められ、社会の仕組みや多くの組織に抜本的な変革をもたらすことが見込まれますが、裁判所と裁判手続のデジタル化やDXについても、裁判所を挙げて急ピッチで進めているところです。多くの皆さまにとって、より利用しやすく、頼り甲斐のある家庭裁判所になるよう精一杯努めて参ります。