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調停制度90周年記念特別企画【模擬家事調停】

8. 第1回調停のはじまり

申立人と調停委員

『豆知識』

 調停委員会とは,裁判官である家事審判官1人と家事調停委員2人で構成されている委員会です。



【白山委員】
 それでは,1回目の調停を始めます。
 申立人の茂木花菜さんですね。
 私は,調停委員の白山と申します。よろしくお願いします。


【川岸委員】
 調停委員の川岸です。どうぞよろしくお願いします。


【白山委員】
 調停は初めてでしょうが,調停というのは,裁判と違い,どちらが良いとか悪いとか裁判所が白黒決着を付けるものではなく,話合いを通じて,できるだけお互いが納得のいくような解決案を見つけていこうとするものです。
 私たち調停委員はそのためのお手伝いをさせていただきます。


【川岸委員】
 調停では,実際にお話をうかがうのは主として私たち2人になりますが,あと裁判官一人が加わり,合計3人で調停委員会として話合いを進めていきます。
 私たちは調停の経過について裁判官に報告し,裁判官と協議をします。
 また,必要に応じて裁判官が調停に出席します。


【白山委員】
 調停では,ご自身の思っていることをできるだけ自由にお話しください。
 調停で話された内容は一切家庭裁判所の外部にはもれませんので,ご安心ください。


【川岸委員】
 では,本題に入ることとしましょう。
 花菜さんが提出された申立書の申立ての趣旨のところに「申立人は相手方と離婚する。離婚後,当事者間の長男の親権者には申立人を指定する。」と記載がありますが,間違いありませんか。


【申立人】
 はい。間違いありません。
 夫の顔も見たくありません。
 できるだけ早く夫と離婚し,幸来と二人で暮らしたいです。


【川岸委員】
 申立の実情に記載された内容にも間違いありませんか。


【申立人】
 はい。
 夫は12月ころから帰りが遅くなり,早朝に帰宅することもありました。時には帰ってこない日もありました。
 これも夫が会社の同僚の女性と親しくなってからのことです。 
 暴言を吐かれ,実家に帰る弾みとなった時も,お酒のにおいをプンプンさせて帰宅したので,「誰とこんなに遅くまで飲んでいたの!」と不満をぶつけ,同僚女性のことを問い詰めるつもりでしたが,夫は「誰のために遅くまで仕事してると思っているんだ!!」と逆上し「出て行け!!」と手を挙げられました。
 私は,この出来事がとてもショックで,泣きながら幸来を連れて実家に戻ったんです。
 頭を冷やしてからは,幸来の将来を第一に考え,元に戻るつもりで夫と話し合いの場を持とうとしましたが,待ち合わせ場所に来てくれず,話し合いに応じてくれませんでした。
 きっと,私たちのことを避けているのだと思います。
 ある日,両親から裁判所に調停を申し立ててみたらどうかと勧められ,離婚の決意で申し立てました。


【白山委員】
 そうですか。
 ご事情はよく分かりました。
 離婚の決意が固いということですが,今お話しいただいた内容を相手方の佳治さんにもお伝えし,佳治さんからもお話をお聞きしたいと思います。
 一度,申立人待合室でお待ちいただけますか。


【申立人】
 はい。わかりました。

 申立人から事情を聞いた後,相手方にも同様の説明を行い,事情を聞くことになります。

 では,相手方と調停委員のやりとりを見てみましょう。  → 次へ