起訴状に記載された事実について，被告人及び弁護人の意見を述べているところです。これを「被告事件に対する陳述」といいます。この意見陳述で，事件の争点が明らかになります。

　この事件では，被告人及び弁護人は，事実関係を認めて争わないという意見を述べています。したがって，この事件では，犯罪の成否ではなく，主として量刑が争点になります。

　被告事件に対する陳述の後，証拠調べに入ります。　　次へ