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裁判所トップページ > 裁判手続の案内 > 裁判の話題 > 家庭裁判所の補導委託制度


家庭裁判所の補導委託制度

 家庭裁判所では,民間のボランティアの方々に,少年の「補導委託先」 として協力していただいています。

 「補導委託」とは,家庭裁判所が少年の最終的な処分を決める前に,民間のボランティアの 方に,非行のあった少年をしばらくの間預け,少年に仕事や通学をさせながら,生活指導をしてもらうという制度です。

 少年を預かっていただく個人や施設のことを「補導委託先」,補導委託先の責任者の方を「受託者」と言います。

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 補導委託は,建設業,製造業,農家,飲食店,理美容店の経営者などの個人の方々のほか,児童福祉施設,更生保護施設などにお願いしています。補導委託先の協力によって,少年を家庭的な環境に置き,あるいは,生活環境を変えて規則正しい生活習慣を身に付けさせることなどにより,少年が再非行に及ぶことを防ごうとするものです。

 家庭裁判所では,非行のあった少年について,保護観察や,少年院送致などの処分を決めますが,しばらく少年の生活態度などを見てから処分を決めることもあり,これを「試験観察」といい,担当の家庭裁判所調査官も指定されます。「補導委託」は,この試験観察の中で必要に応じて行われるものです。

少年審判の流れ

少年審判の流れ

受託者は何を少年たちに指導しているのですか。


 受託者の方には,少年と生活をともにしたり, 仕事を教えていただいたりする中で,生活習慣や, 社会人としての心構えなどについて指導していただいています。受託者やその家族の方々と一緒に生活することは,少年が,家族や他人との付き合い方を見つめ直し,非行から立ち直る大変よいきっかけになっています。

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受託者となるためには,何か条件があるのですか。また,特別な資格などは必要ですか。

 受託者になるための条件はありません。また,特別な資格も必要ありません。家庭裁判所と密に連絡をとりながら愛情と熱意を持って少年を指導していただけること,それだけです。
 ただ,少年を預かって,生活全般についての指導をしていただくことになりますので,適当な環境や設備を備えていること,少年の秘密を守ることなどに配慮していただいています。

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短期間の補導委託もあると聞いたのですが。

 施設などに委託して,少年を短期間の社会奉仕活動などに参加させることがあります。これも補導委託の一種です。例えば,受託者の指導を受けながら,少年が老人ホームでお年寄りのお世話をするといった奉仕活動に参加することなどが試みられています。これらの活動は,老人ホームなどに補導委託先となっていただき,行われています。

 家庭裁判所では,必要なときに適切な補導委託先に少年を預けることができるように,補導委託先になっていただける方を求めています。
 全国の家庭裁判所には,パンフレット「少年たちにあなたの力を~家庭裁判所の補導委託制度~」を用意しています。補導委託に関するお問い合わせは,最寄りの家庭裁判所又は最高裁判所事務総局家庭局第三課科学調査係(03-3264-8111 内線4414,4432)で承っております。気軽にお問い合わせください。