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最高裁判所判例集

事件番号

 平成19(あ)1223

事件名

 住居侵入,強制わいせつ致傷,傷害被告事件

裁判年月日

 平成20年1月22日

法廷名

 最高裁判所第一小法廷

裁判種別

 決定

結果

 棄却

判例集等巻・号・頁

 刑集 第62巻1号1頁

原審裁判所名

 大阪高等裁判所

原審事件番号

 平成19(う)10

原審裁判年月日

 平成19年5月31日

判示事項

 準強制わいせつ行為をした者が,わいせつな行為を行う意思を喪失した後に,逃走するため被害者に暴行を加えて傷害を負わせた場合について,強制わいせつ致傷罪が成立するとされた事例

裁判要旨

 就寝中の被害者にわいせつな行為をした者が,覚せいした被害者から着衣をつかまれるなどされてわいせつな行為を行う意思を喪失した後に,その場から逃走するため,被害者を引きずるなどした暴行は、上記準強制わいせつ行為に随伴するものであり、これによって被害者に傷害を負わせた場合には,強制わいせつ致傷罪が成立する。

参照法条

 刑法181条1項,刑法178条1項

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