裁判例結果詳細
最高裁判所判例集
- 事件番号
平成2(あ)335
- 事件名
傷害
- 裁判年月日
平成6年12月6日
- 法廷名
最高裁判所第三小法廷
- 裁判種別
判決
- 結果
破棄自判
- 判例集等巻・号・頁
刑集 第48巻8号509頁
- 原審裁判所名
東京高等裁判所
- 原審事件番号
- 原審裁判年月日
平成2年2月27日
- 判示事項
複数人が共同して防衛行為としての暴行に及び侵害終了後になおも一部の者が暴行を続けた場合において侵害終了後に暴行を加えていない者について正当防衛が成立するとされた事例
- 裁判要旨
急迫不正の侵害に対し、複数人が共同して防衛行為としての暴行に及び、侵害が終了した後に、なおも一部の者が暴行を続けた場合において、侵害終了後に暴行を加えていない者については、侵害現在時における暴行について防衛行為としての相当性が認められ、侵害終了後の暴行について共謀が認められないという判示の事実関係の下においては、過剰防衛ではなく、正当防衛が成立する。
- 参照法条
刑法36条
- 全文