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最高裁判所判例集

事件番号

 平成9(あ)105

事件名

 廃棄物の処理及び清掃に関する法律違反被告事件

裁判年月日

 平成11年3月10日

法廷名

 最高裁判所第二小法廷

裁判種別

 決定

結果

 棄却

判例集等巻・号・頁

 刑集 第53巻3号339頁

原審裁判所名

 広島高等裁判所  岡山支部

原審事件番号

原審裁判年月日

 平成8年12月16日

判示事項

 一 廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令(平成五年政令第三八五号による改正前のもの)二条四号にいう「不要物」の意義
二 おからが廃棄物の処理及び清掃に関する法律(平成四年法律第一〇五号による改正前のもの)二条四項にいう「産業廃棄物」に該当するとされた事例

裁判要旨

 一 廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令(平成五年政令第三八五号による改正前のもの)二条四号にいう「不要物」とは、自ら利用し又は他人に有償で譲渡することができないために事業者にとって不要となった物をいい、これに該当するか否かは、その物の性状、排出の状況、通常の取扱い形態、取引価値の有無及び事業者の意思等を総合的に勘案して決するのが相当である。
二 豆腐製造業者から処理料金を徴して、収集、運搬、処分した本件おからは、廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令(平成五年政令第三八五号による改正前のもの)二条四号にいう「不要物」に当たり、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(平成四年法律第一〇五号による改正前のもの)二条四項にいう「産業廃棄物」に該当する。

参照法条

 廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令(平成5年政令385号による改正前のもの)2条4号,廃棄物の処理及び清掃に関する法律(平成4年法律105号による改正前のもの)2条4項

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