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最高裁判所判例集

事件番号

 平成2(オ)1100

事件名

 保険金

裁判年月日

 平成5年9月7日

法廷名

 最高裁判所第三小法廷

裁判種別

 判決

結果

 棄却

判例集等巻・号・頁

 民集 第47巻7号4740頁

原審裁判所名

 福岡高等裁判所  那覇支部

原審事件番号

 平成1(ネ)104

原審裁判年月日

 平成2年5月15日

判示事項

 一 商法六七六条二項にいう「保険金額ヲ受取ルヘキ者ノ相続人」の意義
二 生命保険の指定受取人の法定相続人と順次の法定相続人とが保険金受取人として確定した場合の各保険金受取人の権利の割合と民法四二七条の適用

裁判要旨

 一 商法六七六条二項にいう「保険金額ヲ受取ルヘキ者ノ相続人」とは、保険契約者によって保険金受取人として指定された者の法定相続人又は順次の法定相続人であって被保険者の死亡時に生存する者をいう。
二 生命保険の指定受取人の法定相続人と順次の法定相続人とが保険金受取人として確定した場合には、各保険金受取人の権利の割合は、民法四二七条の規定の適用により、平等の割合になる。

参照法条

 商法676条,民法427条

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