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最高裁判所判例集

事件番号

 昭和51(オ)1273

事件名

 賃金

裁判年月日

 昭和56年9月18日

法廷名

 最高裁判所第二小法廷

裁判種別

 判決

結果

 破棄自判

判例集等巻・号・頁

 民集 第35巻6号1028頁

原審裁判所名

 福岡高等裁判所

原審事件番号

 昭和50(ネ)621

原審裁判年月日

 昭和51年9月13日

判示事項

 ストライキ期間中の家族手当の削減が違法とはいえないとされた事例

裁判要旨

 ストライキの場合における家族手当の削減が昭和二三年ころから昭和四四年までは就業規則の規定に基づいて実施されており、その後右規定が削除され同様の規定が社員賃金規則細部取扱のうちに定められてからも従前の取扱が引続き異議なく行われてきたなど、原判示の事実関係のもとにおいては、ストライキの場合における家族手当の削減は労使問の労働慣行として成立していたものであり、このような労働慣行のもとにおいてされた本件ストライキ期間中の家族手当の削減は、違法とはいえない。

参照法条

 労働基準法24条,労働基準法37条2項

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