裁判例結果詳細
最高裁判所判例集
- 事件番号
平成7(オ)531
- 事件名
損害賠償
- 裁判年月日
平成8年5月28日
- 法廷名
最高裁判所第三小法廷
- 裁判種別
判決
- 結果
その他
- 判例集等巻・号・頁
民集 第50巻6号1301頁
- 原審裁判所名
大阪高等裁判所
- 原審事件番号
平成6(ネ)920
- 原審裁判年月日
平成6年11月8日
- 判示事項
仮差押解放金に充てた借入金に対する利息及び自己資金に対する法定利率による金員と違法な仮差押命令の申立てにより債務者に通常生ずべき損害
- 裁判要旨
不動産の仮差押命令の申立て及びその執行が債務者に対する不法行為となる場合において、債務者が仮差押解放金を供託してその執行の取消しを求めるため、金融機関から資金を借り入れ、あるいは自己の資金をもってこれに充てることを余儀なくされたときは、仮差押解放金の供託期間中に債務者が支払った右借入金に対する通常予測し得る範囲内の利息及び右自己資金に対する法定利率の割合に相当する金員は、右不法行為により債務者に通常生ずべき損害に当たる。
- 参照法条
民法416条,民法709条
- 全文