昭和39(ネ)599

 土地引渡請求事件

 昭和41年4月13日

 福岡高等裁判所 　第三民事部

 第19巻3号254頁

 土地売買が「数量を指示した」売買に当るとされた事例

 土地の売買代金が坪当りの単価を明示しこれに坪数を乗じて算出する方法によつて決定されたものではなかつたとしても、少なくとも当事者双方が、一定の坪数のあることを前提とし、その基礎の上に立つて代金額を協定したような場合には、「数量を指示した」売買に当る。

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