福岡高等裁判所長官

福岡高等裁判所長官

後藤 博(ごとう ひろし)
(生年月日 昭和33年4月18日)

写真:福岡高等裁判所長官 後藤 博

略歴

 昭和58年に裁判官に任官し,東京地裁,那覇地裁,最高裁刑事局,名古屋地裁,法務省民事局などで勤務しました。
 その後,法務省大臣官房会計課長,同司法法制部長,東京高裁判事,東京地裁判事(部総括),津地家裁所長,名古屋家裁所長,東京高裁判事(部総括),東京地裁所長を経て,令和3年10月に福岡高裁長官に就任しました。

ご挨拶

 福岡高裁管内は,約35年前の那覇地裁勤務に次いで,2度目の勤務ですが,小学校5年生の時から,父親の勤務の関係で,鹿児島市で育ち,その後,両親は転勤のため日南市,福岡市,飯塚市に住んでいたので,九州は縁のあるところであり,福岡高裁で勤務できることを大変うれしく思っています。

 裁判所においては,民事事件の分野では,多数の紛争が,法による適切な解決を求めて,裁判所に持ち込まれていますが,複雑な事案や専門的知識が必要な事案も含まれ,当事者の主張をしっかり聞き,証拠に基づいて,事案に即した適正な判断を示すことが求められています。現在,民事裁判のIT化に向けた検討が進められていますが,情報通信技術を活用し,利用者の視点に立って,利用しやすい裁判手続を実現していく必要があります。

 刑事事件の分野では,平成21年5月から始まった裁判員裁判は施行後12年を経過しました。国民の皆様のご理解とご協力のもと,裁判員の方々の高い意識と誠実な姿勢に支えられ,概ね安定した運用が行われていると理解していますが,さらに検討と工夫を重ねていく必要があります。

 また,家庭裁判所では,家事事件と少年事件を取り扱っていますが,社会の少子高齢化が急速に進むとともに,家族についての考え方も変化しており,国民に身近な裁判所としての家庭裁判所の役割や責任は一層大きくなっています。

 このように裁判所の各分野において課題はありますが,今後とも,国民の皆様が利用しやすく,そして,信頼される裁判所になるように努力してまいりますので,どうぞよろしくお願い申し上げます。