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13. 第4回調停 相手方との話し合い
【白山委員】
前回,面会交流を行いましたが,幸来くんはどんな様子でしたか。
【相手方】
久しぶりに会ったせいか,はじめは少し恥ずかしがっていましたが,時間が経つにつれて,慣れてきたみたいで,学校であったことや友達のことなどいろいろな話をしてくれました。とても元気に学校生活を送っているようです。
幸来に会って直接話しができてとても安心しました。
【家庭裁判所調査官】
事前の調査でも,幸来くんが通っている学校の先生の話では,新しい学校の生活にも慣れて,今では文化祭の準備など率先して引き受けてくれているそうです。
勉強も十分に理解できていると聞きました。授業中には,積極的に授業に参加しているようです。
クラスの友達ともよく馴染み,学校へ行くのを楽しみにしているようでしたよ。
【相手方】
そうですか。幸来と会えて,私自身の気持ちもだいぶ落ち着きました。
このまま,幸来と会える機会を設けてもらえるならば,親権者は花菜で構いません。
【白山委員】
分かりました。それでは,花菜さんにその旨お伝えしましょう。
花菜さんは養育費を求めていますが,それについてはどう考えていますか。
【相手方】
幸来には十分なことをしてやりたいと思いますが,不景気で給料が下がる一方で苦しい状態です。月●万円程度であれば払えると思いますが,花菜も美容師として仕事をはじめたようなので,この金額で何とか・・・
【川岸委員】
わかりました。
では,花菜さんに伝えますので待合室でお待ちください。
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