令和元年度 夏休み特別企画「見てみよう!少年審判」実施報告

はじめに

宇都宮家庭裁判所では,「見てみよう!少年審判」と題して,少年審判をテーマとした広報行事を令和元年8月21日(水)に実施しました。
夏休み期間ということもあり,高校生の方々を中心にたくさんの御応募をいただき,当日は,47名の方々にお集まりいただきました。

模擬少年審判

 はじめに,成人の刑事裁判と比較しつつ,少年審判の手続の流れを簡単に説明しました。その後,15歳の少年が万引きをして逮捕されたという架空の事件を題材にした模擬少年審判を見ていただきました。
 裁判官役,家裁調査官役,書記官役は,実際の裁判官,家裁調査官,書記官が演じるなど,実際の少年審判の雰囲気を実感していただけるように,シナリオを含めてリアリティを重視した内容で実演を行いました。
 実際の少年審判は非公開で行われており,その内容はあまり知られていません。そこで,パワーポイントを用いた分かりやすい解説を随所に交えながら模擬少年審判を進行しました。
 参加された方々は,メモをとるなどしながら真剣に聞き入っておられました。

写真:模擬少年審判の様子1

写真:模擬少年審判の様子2

質疑応答

模擬少年審判終了後,参加した方々の御質問にお答えしました。「裁判所書記官は少年審判中,具体的にどのような仕事をしているのか。」,「保護観察というのは,具体的にどのようなことが行われるのか。」,「少年が黙秘権を行使して何もしゃべらなかったら,どのように処分内容を判断するのか。」,「保護処分後,学校や職場にスムーズに戻れないことが再犯の原因になっていたりしないのか。」,「検察官送致は,どのような事件で行われるのか。」など,少年審判への関心の高さがうかがわれる様々な質問がされました。

庁舎見学

 最後に,普段は公開されていない少年審判廷と児童室を見学していただきました。
 裁判官が法廷で実際に着用している法服も御用意し,裁判官になった気分で記念撮影していただく時間も設けました。

参加者アンケートから

 参加した方々からは,「なかなか見られない少年審判の内容が見られて,刑事裁判との違いも知ることができてよかった。」,「説明だけでなく,実演があったので分かりやすかった。質問に対する答えも丁寧でより理解が深まった。」,「裁判所職員の生の声を聴くことができてよかった。」,「少年の更生を目指している,促しているような質問が多いのは新たな発見だった。」,「少年審判の劇を見て,生活態度に気を付けようと思った。」等の感想をいただきました。

参加者アンケートの結果はこちら

最後に

 今回の夏休み特別企画は,大勢の皆様に御参加いただき,誠にありがとうございました。
 宇都宮家庭裁判所では,裁判所についてより一層の御理解をいただき,裁判所をより身近に感じていただけるよう,これからも広報行事を行ってまいります。たくさんの方々の御参加を心よりお待ちしております。