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事件番号
 平成19(受)1985
事件名
 損害賠償請求事件
裁判年月日
 平成20年7月10日
法廷名
 最高裁判所第一小法廷
裁判種別
 判決
結果
 破棄差戻
判例集等巻・号・頁
 集民 第228号463頁
原審裁判所名
 福岡高等裁判所  宮崎支部
原審事件番号
 平成19(ネ)95
原審裁判年月日
 平成19年9月28日
判示事項
 前訴において1個の債権の一部についてのみ判決を求める旨が明示されていたとして,前訴の確定判決の既判力が当該債権の他の部分を請求する後訴に及ばないとされた事例
裁判要旨
 Xが,Yに対し,県が買収を予定していた土地上の樹木についてYがした仮差押命令の申立ての違法を理由として,本案訴訟の応訴等に要した弁護士費用相当額の賠償を求める前訴を提起した後に,同一の不法行為に基づき,県からの買収金の支払が遅れたことによる損害の賠償を求める後訴を提起した場合において,Xは,前訴において,上記仮差押命令の申立てがXによる上記土地の利用と買収金の受領を妨害する不法行為であるとして,買収金の受領が妨害されることによる損害が発生していることをも主張していたものということができるなど判示の事情の下では,Xが前訴において請求する損害賠償請求権と後訴において請求する損害賠償請求権とは1個の債権の一部を構成するものではあるが,前訴において1個の債権の一部についてのみ判決を求める旨が明示されていたものと解すべきであり,前訴の確定判決の既判力は後訴に及ばない。
参照法条
 民訴法114条
全文
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