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最高裁判所判例集

事件番号

 昭和46(オ)492

事件名

 貸金請求

裁判年月日

 昭和47年2月24日

法廷名

 最高裁判所第一小法廷

裁判種別

 判決

結果

 棄却

判例集等巻・号・頁

 民集 第26巻1号172頁

原審裁判所名

 福岡高等裁判所

原審事件番号

 昭和44(ネ)749

原審裁判年月日

 昭和46年2月25日

判示事項

 一、開業準備行為の商行為性
二、営業の開始を目的とする金銭の借入れに商行為性が認められる場合

裁判要旨

 一、開業準備行為が商行為となるためには、それが客観的にみて開業準備行為と認められうるものであるごとを要し、単に金銭を借り入れるごとき行為は、特段の事情のないかぎり、これを商行為とすることはできない。
二、営業を開始する目的をもってする単なる金銭の借入れも、取引の相手方がその事情を知悉している場合には、これを附属的商行為と認めるのが相当である。

参照法条

 商法4条1項,商法503条1項

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