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最高裁判所判例集

事件番号

 平成7(オ)1866

事件名

 遺言無効確認等

裁判年月日

 平成9年11月13日

法廷名

 最高裁判所第一小法廷

裁判種別

 判決

結果

 棄却

判例集等巻・号・頁

 民集 第51巻10号4144頁

原審裁判所名

 高松高等裁判所

原審事件番号

 平成6(ネ)365

原審裁判年月日

 平成7年6月26日

判示事項

 一 遺言者が遺言を撤回する遺言を更に別の遺言をもって撤回することにより当初の遺言の効力が復活する場合
二 遺言者が遺言を撤回する遺言を更に別の遺言をもって撤回した場合において当初の遺言の効力の復活が認められた事例

裁判要旨

 一 遺言者が遺言を撤回する遺言を更に別の遺言をもって撤回した場合において、遺言書の記載に照らし、遺言者の意思が当初の遺言の復活を希望するものであることが明らかなときは、当初の遺言の効力が復活する。
二 遺言者が、甲遺言を乙遺言をもって撤回した後更に乙遺言を無効とし甲遺言を有効とする内容の丙遺言をしたときは、甲遺言の効力が復活する。

参照法条

 民法1022条,民法1025条

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