昭和36(あ)1776

 窃盗、同未遂

 昭和36年11月21日

 最高裁判所第三小法廷

 決定

 棄却

 刑集　第15巻10号1764頁

 仙台高等裁判所 　秋田支部

 昭和36年6月21日

 起訴後における捜査官による被告人の取調の適否―起訴後作成された被告人の捜査官（検察官）に対する供述調書の証拠能力。

 起訴後においては被告人の当事者たる地位にかんがみ、捜査官が当該公訴事実について被告人を取り調べることはなるべく避けなければならないが、これによつて直ちにその取調を違法とし、その取調の上作成された供述調書の証拠能力を否定すべきではない。

 刑訴法197条，刑訴法198条

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