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最高裁判所判例集

事件番号

 昭和34(オ)1109

事件名

 所有権移転登記抹消登記手続調停書無効確認請求

裁判年月日

 昭和37年5月18日

法廷名

 最高裁判所第二小法廷

裁判種別

 判決

結果

 棄却

判例集等巻・号・頁

 民集 第16巻5号1088頁

原審裁判所名

 札幌高等裁判所

原審事件番号

原審裁判年月日

 昭和34年8月11日

判示事項

 一 同一不動産について再度なされた売買契約の解釈に関する事例
二 実体的権利関係に符合する所有権移転登記の効力

裁判要旨

 一 不動産売買がなされた後、同一当事者間で民事調停において同一不動産につき代金を増額したほか原判示のような約定であらためてなされた売買(原判決理由参照)は、前の売買契約を確認し、その約定を附加訂正したものと解するのが相当である。
二 不動産売買契約に基づく所有権移転請求権保全の仮登記の本登記は、その後調停で同一不動産について約定を附加訂正してなされた売買に基づく所有権移転登記として有効である。

参照法条

 民法91条,民法555条,民法177条

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