昭和62年 4月 横浜地方裁判所判事補
平成元年 4月 福岡地方・家庭裁判所小倉支部判事補
平成 2年 4月 弁護士登録（第二東京）
平成19年10月 千葉地方裁判所判事
平成23年 4月 熊本地方・家庭裁判所判事部総括
平成26年 4月 福岡高等裁判所判事
平成27年 4月 福岡地方裁判所判事部総括
平成31年 4月 福岡地方・家庭裁判所判事部総括
令和元年 5月 鹿児島地方・家庭裁判所長
令和 3年 5月 熊本地方裁判所長
令和 5年11月 福岡地方裁判所長

　このたび福岡地方裁判所長を拝命いたしました。福岡は、令和元年５月以来、二度目の勤務となり、大変光栄に存じております。福岡は、自然と都市がしなやかに共生する地域であり、また、古代からアジアへのゲートウェイとして、我が国の新旧文化や大陸の異文化がしなやかに共生する多文化共生社会です。今回、福岡に赴任して、自然と都市の共生、多様な文化の共生・融合が更に進み、力強く進化を続けているという印象を受けております。
 
　福岡地裁の管内には、福岡市と北九州市の政令指定都市があり、本庁のほか、９支部（小倉・久留米・飯塚・直方・田川・行橋・柳川・大牟田・八女）及び独立簡裁４庁（宗像・折尾・甘木・うきは）があります。２つの大都市があることや裁判所の多さからも、「鳥の目」で管内全体を俯瞰するとともに、「虫の目」で各地の特性や実情をきめ細かく把握し、「魚の目」で時代の流れや社会の変化を察知していくことが肝要であると考えております。これら３つの視点から、利用者の皆さまの期待やニーズを的確に把握し、裁判所の運営に活かして、より質の高い司法サービスを提供することができるよう全力を尽くして参りたいと存じております。皆さまには引き続き、裁判所の運営にご理解、ご協力をいただきたく、どうか宜しくお願いいたします。