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京都家庭裁判所長
黒 田 豊(くろだ ゆたか)
(生年月日 昭和39年7月6日)
略歴
- 平成2年4月に裁判官に任官し、以降、大阪地裁、名古屋地裁、神戸地家裁姫路支部、広島地家裁福山支部、大阪家裁などで勤務しました。近年の略歴は次のとおりです。
平成25年4月 徳島地方裁判所部総括判事
平成28年4月 大阪高等裁判所判事
平成29年8月 神戸地方裁判所部総括判事
令和 元年9月 大阪家庭裁判所部総括判事
令和 5年5月 徳島地方・家庭裁判所長
令和 7年1月 京都家庭裁判所長(1月15日付け)
御挨拶
このたび京都家庭裁判所長に就任いたしました。出身は神戸で、裁判官となってからも、関西地方を中心に勤務して参りましたが、京都での勤務は初めてです。
豊穣なる歴史と文化を誇る京都で生活と仕事ができることを、大変楽しみにしております。できる限り名所・旧跡に足を運び、単なる観光ではなく、歴史の一端に触れることができればと思っております。
家庭裁判所では家事事件と少年事件を中心に扱っていますが、家事事件は、調停の紛争解決機能の強化が近年の課題です。価値観の多様化が言われて久しく、実際に家族観にも変化が見られます。共同親権の創設など改正家族法への対応も喫緊の課題です。そのような中で、身近でありながらもストレスフルな家庭内紛争について、調停という手続の利点を生かして、円満で迅速な紛争解決という良質な司法サービスを提供し、裁判所に来られた市民の皆様に、「裁判所を利用してよかった」と思ってもらえるよう、環境整備に力を尽くしたいと思います。
少年事件については、少年の更生という家庭裁判所の重要な役割を踏まえて、少年の特性・性格や家庭環境等を的確に把握することはもとより、特定少年に関する改正法の適切な運用や被害者への配慮などにも目を配っていきたいと存じます。