京都家庭裁判所長

京都家庭裁判所長

森木田 邦裕(もりきた くにひろ)
(生年月日 昭和37年8月11日)

写真:京都家庭裁判所長

略歴

  • 平成元年4月   東京地裁判事補
    その後、宇都宮地家裁、大津地家裁、大阪高裁、大阪地裁堺支部で勤務したほか、
    訟務検事として、大阪法務局、高松法務局で勤務
    平成24年11月 大阪地裁判事(部総括)
    平成28年4月  大阪法務局長
    平成30年4月  大阪高裁判事
    令和2年1月   大阪地家裁堺支部長
    令和3年7月   鳥取地方・家庭裁判所長
    令和5年5月   京都家庭裁判所長

御挨拶

 5月13日付けで、京都家庭裁判所長に就任しました森木田邦裕です。よろしくお願いします。
 家庭裁判所は、主に、家事に関する事件や少年事件を取り扱っていますが、各事件を取り巻く社会状況は大きな変動期にあります。特に、家庭や家族をめぐる価値観の多様化により、家事事件は、複雑困難な事件が増えてきています。家事調停手続では、昨年10月から、ウェブ会議の利用が始まっていますが、本年6月には、家事手続についても、インターネットによる申立てが可能となることや、記録を電子化することなど、手続の全面デジタル化を定めた法律が成立しており、各手続の特性を考慮しながら、新たなツールを活用することにより、適正かつ迅速に、より良い解決を志向することが求められています。
 少年事件については、全体的な事件数は減少傾向にあるものの、SNSの普及に伴って、少年が接触できる社会関係は飛躍的に広がっており、特殊詐欺を始めとして、非行の傾向が大きく変容しています。
 家庭裁判所では、こうした動きに適切に対処していくため、裁判官や書記官だけでなく、調査官や調停委員、参与員など、様々な職種の職員が協力し合って一つ一つの事件に取り組んでいます。
 これからも、国民の皆さまからの信頼に応えるべく、職員一丸となって、職責を果たしていきたいと思います。