名古屋高等裁判所長官の紹介

名古屋高等裁判所長官

写真:名古屋高等裁判所長官

名古屋高等裁判所長官
永野厚郎(ながのあつお)

略歴

 昭和58年に裁判官に任官し,大阪地裁,司法研修所,大蔵省国際金融局,福岡地裁,東京地裁,最高裁総務局などで勤務しました。近年の略歴は,次のとおりです。

平成17年4月 東京地方裁判所判事(部総括)
平成19年4月 司法研修所教官
平成22年7月 最高裁判所民事局長兼行政局長
平成26年7月 前橋地方裁判所長
平成27年7月 東京高等裁判所判事(部総括)
平成30年1月 司法研修所長
令和2年5月  名古屋高等裁判所長官

御挨拶

 この度,名古屋高等裁判所長官を拝命し,着任いたしました。
 いつの時代においても裁判所の使命は法的紛争の適正・迅速な解決を通して,個人の権利を守り,社会の秩序を維持することにあります。当高等裁判所管内の各裁判所においても,時代に応じて変化する紛争解決ニーズに的確に応えられるよう,民事,刑事,家事,少年などの事件分野ごとに,日々,運用の改善に努めてきているところです。これまで,新型コロナウィルスの感染拡大を受けての緊急事態宣言の下,管内の各裁判所においても,感染拡大防止の観点から,特に緊急性の高いものに業務範囲を縮小し,裁判所の利用者の皆様には,ご不便をおかけしてまいりました。今般,管内の各裁判所の管轄地域は緊急事態措置の対象外となりましたが,新型コロナウィルスの感染状況には,なお予断を許さないものがあり,今後,各県知事の要請内容等も踏まえ,各地の状況に応じて,感染拡大防止との調和を図りながら,徐々に業務範囲等を見直して行くことになると思われます。最近ではアフターコロナという言葉も聞かれますが,中長期的には,今回の危機の後には,個人の行動様式の変化や新たな価値の形成を伴いつつ,社会や経済全体が新たな均衡を模索する動きが予想されるところです。このような情勢においても,各地域に所在する国の機関である管内の各裁判所が,全国的な視点とともに地域の実情も十分に汲み上げ,これまでの運用改善の蓄積に今回の対応を通じて生まれてくる新たなアイデアも取り入れながら,裁判所の使命を十全に果たせるよう取り組んでまいりたいと思います。

                                             令和2年5月19日
                                       名古屋高等裁判所長官 永野厚郎