名古屋高等裁判所長官の紹介

名古屋高等裁判所長官

渡部 勇次(わたなべ ゆうじ)
(昭和36年3月25日生)
 

長官写真

略歴

 昭和63年に裁判官に任官し、大阪地裁、福島地裁、最高裁(広報課・秘書課、経理局)、預金保険機構、東京高裁、東京地裁などで勤務しました。近年の略歴は、次のとおりです。 

平成25年 5月   東京高等裁判所事務局長
平成28年 9月   東京地方裁判所判事(部総括)
令和元年 9月    水戸地方裁判所長
令和 3年  8月   東京高等裁判所判事(部総括)
令和 5年  4月   東京地方裁判所長
令和 7年  1月   名古屋高等裁判所長官
 

御挨拶

 この度、名古屋高裁長官に就任しました渡部勇次と申します。どうぞ、よろしくお願いいたします。
 名古屋高裁管内での勤務は初めてですが、管内の東海3県(愛知県、三重県、岐阜県)及び北陸3県(福井県、石川県、富山県)には、いずれも出張や旅行で訪れたことがあり、魅力的な自然や文化を大切にしている地がたくさんあるという印象を持っています。
 3年前には、能登の七尾や和倉温泉にも訪れ、地元の方々が協力して地域を盛り立てている姿に感動しましたが、昨年の能登半島地震や能登豪雨による被害には、心が痛みました。改めて、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。裁判所としては、被災者の方々の状況をよく理解し、一人ひとりの事情にも配慮した上で、被災地域の身近な裁判所として、引き続き適正迅速な司法サービスの提供に努めていきたいと考えております。
 現在、裁判所は、社会経済情勢の大きな変化を踏まえ、各種の裁判手続のデジタル化を進めており、働き方改革の視点も持ちつつ、質の高い審理・判断ができるよう裁判の運用改善にも取り組んでいます。
 私ども名古屋高裁管内の裁判官・職員一同は、今後とも、一つ一つの裁判に誠実に取り組み、そして、時代の要請に応えながら、国民の皆様にとって利用しやすく、信頼される裁判所になるよう努めてまいりますので、ご理解とご協力のほどをお願い申し上げます。