実際の裁判を見てみたいけれどどうしたらいいんだろう...身分証明とか申請とかいるの?って思ったこと,ありませんか?
公開される裁判の傍聴は,法廷が開かれていれば,事前の申込みや身分証明は必要ありません。
ここでは,名古屋の裁判所(名古屋高等裁判所・名古屋地方裁判所)での傍聴の一般的な流れをご案内します。
裁判所は名古屋城の南側にあります。裁判所までの地図
開廷表は下の写真のような開廷予定表綴りにあり,綴りは地裁(民事2冊・刑事2冊),高裁(民事と刑事で1冊)の5冊に分かれています。
開廷表には,裁判の始まる時間・事件番号・事件名・法廷の番号などが書かれています。
法廷の番号は,3桁で表示してあれば上1桁,4桁で表示してあれば上2桁が,法廷のある階を示しています。
上の開廷表の例では,右上に「1003号法廷」とありますので,10階にある法廷でこの表にある裁判が開かれます。
傍聴したい裁判は決まりましたか?では,早速,法廷へ行きましょう!
法廷へは,法廷棟側のエレベーターに乗っていきます。エレベーターは2基並んでいます。
(※法廷は,一部,事務棟にもありますので,エレベーター脇の案内掲示板でご確認ください。)
裁判は,1,2,4~7,9~11階にある法廷で開かれます。
今回は,エレベーターで10階の第1003号法廷に行ってみましょう。
10階でエレベーターを降りると,
第1003号法廷へは,エレベーターを降りて左へ進みます。
廊下を曲がると右側に法廷が見えてきます。
上の写真は法廷の入口付近にある掲示板です。
掲示板には1階にある開廷表と同じものが掲示されています。
また,掲示板には傍聴される際に注意していただきたい事項「傍聴される皆様に」が書いてあります。
審理を妨げることがないよう,法廷に入る前に必ず読んでいただき,注意事項を守ってください。
なお,裁判は,傍聴席に空席がある場合は傍聴していただけますが,空席がない場合は傍聴していただくことができません。
また,傍聴希望者が多い裁判では,傍聴をするために傍聴券が必要になる場合があります。
その場合には,指定された場所に集合時刻までにお越しいただく必要がありますので,傍聴券交付情報(高裁,地裁)をご覧いただくか,お電話でお問い合わせください。
それでは,法廷に入って実際の裁判を傍聴しましょう。
傍聴人入口から法廷内を見たところ
イメージをつかんでいただけましたでしょうか?
ご不明な点等ありましたら,お電話でお問い合わせください(問合せ先:名古屋高等裁判所総務課052-203-0197,名古屋地方裁判所総務課052-203-9092)。