岡山地方裁判所長
岡山地方裁判所長
森島 聡 (もりしま さとる)
昭和43年10月13日生
着任の御挨拶
令和7年10月26日付けで岡山地方裁判所の所長に就任いたしました。出身地である名古屋のほか、これまで秋田、函館、札幌、東京、大阪で生活しましたが、岡山での勤務は初めてとなります。かつて一人旅で岡山を訪れたことがあり、就任時にはその記憶が懐かしく思い出されました。
私は、刑事裁判に長く携わっており、数多くの裁判員・補充裁判員と話をする機会に恵まれました。その際、裁判員裁判への参加を通じて裁判所を身近に感じるようになったとの感想を頂くことがあり、大変嬉しく思うとともに、裁判所の運営が一般市民の方々のご協力により支えられていることを実感しました。
AIの発展、働き方改革等の急速な社会情勢の変化の中、裁判所では、各事件分野でのデジタル化が喫緊の課題となっています。デジタル化を円滑に推進することにより、裁判手続を合理化し、利用者の利便性を向上させることがとても大切であると考えています。デジタル化を始めとする裁判所の課題について、所長として、裁判官・職員と手を携えながら全力で取り組む所存です。そして、裁判所が地域社会の皆様に信頼され、身近で頼りがいのある紛争解決機関であり続けるよう努めてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。