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福島家庭裁判所長
森田浩美(もりたひろみ)
略歴
平成5年に東京地裁判事補として任官し、以来、横浜地家裁小田原支部、東京地裁、最高裁(民事局付)、京都地裁、東京地裁、最高裁(裁判所調査官)で勤務しました。近年の略歴は次のとおりです。
平成25年4月 千葉地家裁判事
平成27年4月 大阪地裁判事(部総括)
平成30年4月 東京地裁判事(部総括)
令和4年9月 東京地裁判事・東京簡裁判事(司掌者)
ご挨拶
令和5年6月23日付けで福島家庭裁判所長に就任いたしました。
東北での勤務は初めてですが、福島に赴任して、智恵子抄の「ほんとの空」という言葉を実感いたしました。阿多多羅山の山並み、光る阿武隈川。優しく大らかで、日本のふるさとのような懐かしい印象があります。そのような福島の地が、東日本大震災や、その後に発生した原子力発電所の事故により甚大な被害に遭い、今なお多数の県民の皆様が不自由な生活を余儀なくされておられることに心が痛みます。一日でも早く、皆様が平穏な日々を取り戻せますよう、切に願っております。
近時、少子高齢化が進み、国民の価値観や家族の有り方が多様化する中で、家族をめぐる問題が複雑となり、法的な紛争解決のニーズもこれまで以上に高まっているように思われます。こうしたニーズに的確に対応するため、職員が一体となって、関係機関のご協力も得ながら、紛争解決機能を一層高めていくための努力を続けていきたいと考えております。また、社会全体におけるデジタル化が急速に進展する中で、福島家庭裁判所においてもウェブ会議を活用した手続の運用が開始されようとしています。家庭裁判所の手続が、より安心で、より利用しやすいものとなるよう、円滑で適切な運用に努めてまいります。
一つ一つの事件に誠実に向き合い、時代の変化に対応しながら真摯に課題に取り組み、信頼される裁判所であり続けられるよう、職員一同とともに力を尽くしてまいりたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。