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名古屋高等裁判所長官の紹介

名古屋高等裁判所長官

名古屋高等裁判所長官 

綿引 万里子(わたひき まりこ)

(昭和30年5月2日生)

略歴

 昭和55年4月に判事補に任命され,以来,東京,岐阜,大阪,宇都宮,横浜,札幌などの裁判所で勤務してきました。最近の経歴は,次のとおりです。
平成13年 4月  東京地裁判事部総括
平成17年 3月  司法研修所教官
平成18年10月  東京高裁判事
平成21年 3月  最高裁上席裁判所調査官
平成24年 3月  宇都宮地裁所長
平成26年 7月  横浜家裁所長
平成27年 6月  東京高裁判事部総括
平成28年 4月  札幌高裁長官
平成30年 9月  名古屋高裁長官

御挨拶

 9月7日付けで,名古屋高裁長官を拝命した綿引万里子です。
 名古屋高裁管内は,初任明けの昭和58年4月から3年間岐阜地家裁に勤務いたしましたので,何か故郷に戻って来たような懐かしさを抱いて赴任して参りました。ちなみに,岐阜に赴任した際に名古屋高裁長官への挨拶のためにこの庁舎に参りました際の食堂のランチは,人生で初めて見る「みそかつ」で,「何だこれは!」と衝撃を受けましたが,今度はそんなことには驚かないはずです。
 名古屋高裁管内は,日本のど真ん中の東海三県と北陸三県を管轄区域に抱えており,今日本中で一番経済的な活気があふれている地域と認識しています。多くの偉大な先輩方が長官を務めたこの名古屋高裁長官が私のような者に務まるのかしらという不安が一杯ですが,各地の風土,文化を理解し,精一杯務めさせていただきたいと思っております。
 多くの国民の皆さまにとって,裁判所など,行かなくて済むならば行きたくない所だと思います。それでも,何らかの紛争に巻き込まれたときに,また,社会生活を送っていく上で法的解決が必要になったときに,裁判所に行けば適正妥当な解決が得られると信頼していただけるように努めることが,裁判所が社会においてその役割を果たす上でとても大切なことだと考えています。そのためには,一つ一つの事件に真剣に向き合い,当事者の声に耳を傾けていくこと,そして,社会の複雑化,価値観の多様化等の社会の変化に対し,敏感なアンテナを張りながら紛争解決に当たっていくことが大切であると肝に銘じています。そうすることによって,国民の皆さまに信頼をしていただけるように管内の裁判所を運営していくことができればと考えています。