オンライン講義を開催(香川県立高松高等学校)

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令和3年9月29日に,高松地方裁判所で初めてとなるオンライン講義を香川県立高松高等学校の生徒の皆様に行いました。今回の講師は高松地方裁判所民事部唐澤裁判官です。

 講義の中では民事裁判と刑事裁判の特徴やその違い,また,裁判官がどのような仕事をしているかについてお話をしました。
 「殺人罪と窃盗罪どちらが重いと思う?具体的に事案を設定して考えてみよう」。あたりまえに殺人罪のほうが重いイメージがありますが,比較する事案の内容によっては窃盗罪のほうが刑罰が重くなる場合もあります。「こういった事案とこの事案の場合ならどちらが重そうかな?」というこちらからの難しい問いかけにも,生徒の皆様が一生懸命考え,真剣に授業に取り組まれていることが画面越しに伝わってきました。
 質疑応答の時間には,「裁判官になるには一日どのくらい勉強したらいいのですか?」という定番の質問のほか,将来は司法に関係する仕事につきたいという生徒の方とお話しすることもできました。

オンライン講義画像

生徒の皆様からいただいた感想を一部掲載します。
・裁判官は人を裁くのではなくて,その人が起こした事柄を裁くという言葉が印象に残りました。
・判決を下すということは今まで難しいと思っていたけど,実際に裁判官も悩むことがあると聞いて,本当に難しいことなんだと分かりました。
・今までは裁判とは無縁だと思っていたが,実際に傍聴してみたくなりました。
・法曹を頑張って目指してもいいかもしれないと思った。

高松高等学校の皆様,ありがとうございました。

オンライン講義画像

高松地方裁判所では,依頼先の要望を踏まえ,コロナウイルス感染症対策をとって,広報活動を行っています。広報活動の内容は以下の当庁ホームページに掲載しています。

https://www.courts.go.jp/takamatsu/about/koho/l4/kouhou_index.html