所長あいさつ
知的財産高等裁判所長
増田 稔(ますだ みのる)
昭和37年10月31日生

【略歴】
昭和62年に裁判官に任官し、東京地裁、旭川地家裁、最高裁行政局及び行政調査官室、名古屋地裁等で勤務したほか、外務省(本省及び在カナダ日本国大使館)で勤務しました。近年の略歴は、次のとおりです。
平成24年4月 東京地方裁判所判事(部総括)
平成28年4月 国税不服審判所長
平成30年4月 那覇地方裁判所長
令和 2年1月 福岡高等裁判所判事(部総括)
令和 4年5月 東京高等裁判所判事(部総括)
令和 7年2月 知的財産高等裁判所判事(部総括)
同年11月2日 知的財産高等裁判所長
【挨拶】
令和7年2月から知的財産高等裁判所で勤務していましたが、このたび、同裁判所所長に就任しました。
AI等のデジタル技術の急速な進展を始めとして様々な技術革新が進む現代において、知的財産権を適切に保護するために、司法の果たすべき役割がますます重要になっています。また、経済活動のグローバル化やインターネット社会の進展に伴って、国境を越えた知的財産に関する紛争も増加しています。
このような状況の中、知的財産高等裁判所では、ここ中目黒のビジネス・コートにおいて、裁判手続のデジタル化に取り組んできました。そして、現在、令和8年5月までに開始が予定されている訴訟記録の電子化等を見据えながら、訴訟プラクティスの見直しや審理運営の改善を行い、充実した審理の下で、専門性の高い適正迅速な裁判を実現できるよう、更なる努力を続けています。また、知的財産高等裁判所では、裁判例情報の公表等の情報発信や国際交流にも積極的に取り組んでいます。
今後も、知的財産高等裁判所が時代の要請に応えてその役割をしっかりと果たし、国内外からの高い信頼を得られるよう最善を尽くしたいと思います。皆様の御理解と御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
令和7年2月から知的財産高等裁判所で勤務していましたが、このたび、同裁判所所長に就任しました。
AI等のデジタル技術の急速な進展を始めとして様々な技術革新が進む現代において、知的財産権を適切に保護するために、司法の果たすべき役割がますます重要になっています。また、経済活動のグローバル化やインターネット社会の進展に伴って、国境を越えた知的財産に関する紛争も増加しています。
このような状況の中、知的財産高等裁判所では、ここ中目黒のビジネス・コートにおいて、裁判手続のデジタル化に取り組んできました。そして、現在、令和8年5月までに開始が予定されている訴訟記録の電子化等を見据えながら、訴訟プラクティスの見直しや審理運営の改善を行い、充実した審理の下で、専門性の高い適正迅速な裁判を実現できるよう、更なる努力を続けています。また、知的財産高等裁判所では、裁判例情報の公表等の情報発信や国際交流にも積極的に取り組んでいます。
今後も、知的財産高等裁判所が時代の要請に応えてその役割をしっかりと果たし、国内外からの高い信頼を得られるよう最善を尽くしたいと思います。皆様の御理解と御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。