トップ > 各地の裁判所 > 最高裁判所 > 各種委員会 > 医事関係訴訟委員会について > 第15回医事関係訴訟委員会・第13回鑑定人等候補者選定分科会議事要旨
1. 日時
平成17年3月1日(火)午後1時
2. 場所
最高裁判所中会議室(2階)
3. 出席者(敬称略)
委員
森 亘,大西勝也,鴨下重彦,川名尚,菊池信男,木下勝之,杉本恒明,永井多惠子,橋元四郎平,平山正剛,山口武典(武藤徹一郎は欠席)
特別委員
名川弘一,御手洗哲也(前川和彦は欠席)
オブザーバー
貝阿彌誠,中本敏嗣
事務局
高橋利文,菅野雅之,小林宏司
4. 議事
(1)開会の宣言
(2)医療訴訟ガイダンス,医療訴訟協議会等の開催結果報告
前回に引き続き,事務局から,各地方裁判所において開催されている医療訴訟ガイダンスや医療訴訟協議会等につき,平成16年7月から12月までの間の開催結果について報告した。
(3)推薦依頼をした事案の経過報告
事務局から,本委員会から各学会に対して鑑定人推薦依頼をした事案について,別添「医事関係訴訟委員会において推薦依頼をした事案の経過一覧表」(PDF:2.2MB)に基づき,経過報告が行われた。
(4)推薦依頼について
今回推薦依頼のあった事例1件について,別添「推薦依頼のあった事案等について」(PDF:7KB)のとおり,依頼先学会が選定された。
(5)東京地方裁判所医療事件集中部での取組についての紹介
オブザーバーの貝阿彌裁判官から,東京地方裁判所の医療事件集中部における取組について報告された。事件の処理状況や争点整理手続,鑑定手続の状況といった医療事件集中部における審理の実情のほか,平成13年から,医療事件集中部で,医療機関及び弁護士会との協議会や幹事会を開催していること,その中で鑑定人推薦制度の申し合わせ等を行ってきた結果,都内13大学附属病院から鑑定人候補者を推薦していただける体制になっていること等について説明された。
(6)答申について
答申の内容の骨子につき前回以降表明された意見を踏まえ,具体的な答申の内容についての検討が行われた。答申の内容の主な記述を,医事関係訴訟委員会の活動に加え,それによって触発された医学界及び法曹界の相互理解と協力に向けた取組の広がりにも言及すること等が議論された。さらに,それらの項目の詳細な内容として,医事関係訴訟委員会の活動に関しては,鑑定人候補者推薦の実績や成果,医事関係訴訟の運用に関する一般的問題についての審議内容等を紹介すること,また,医学界及び法曹界の相互理解と協力に向けた取組の広がりに関しては,医学界や裁判所における取組,各地域での医学界と法曹界の交流といった事項を盛り込むこと等が議論された。具体的な内容については,引き続き検討することとされた。
(7)次回の委員会の日程等
次回の委員会及び鑑定人等候補者選定分科会は平成17年5月から6月頃に開催することが決定した。
以上