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第20回医事関係訴訟委員会・第18回鑑定人等候補者選定分科会議事要旨

1. 日時

平成20年6月25日(水) 午後3時

2. 場所

最高裁判所中会議室(2階)

3. 出席者(敬称略)

委員

森亘,鴨下重彦,菊池信男,木下勝之,杉本恒明,三羽正人,武藤徹一郎,山口武典 [川名尚,橋元四郎平は欠席]

特別委員

前川和彦 [名川弘一,御手洗哲也は欠席]

オブザーバー

浜秀樹,大島眞一

事務局

小泉博嗣,花村良一,手嶋あさみ

4. 議事

(1) 開会の宣言

(2) 平成19年の医事関係訴訟統計について

 事務局から,平成19年の医事関係訴訟統計について,報告があった。

(3) 医療訴訟連絡協議会等(平成19年7月~平成19年12月)の開催結果報告

 事務局から,各地方裁判所において開催されている医療訴訟連絡協議会や医療訴訟ガイダンス等,医療の専門家と法曹関係者の意見交換の取組につき,平成19年7月から同年12月までの間の開催結果について報告があった。

(4) 推薦依頼をした事案の経過報告及び推薦依頼先学会選定結果の報告

 事務局から,本委員会から各学会に対して鑑定人の推薦依頼をした事案について,別添「医事関係訴訟委員会において推薦依頼をした事案の経過一覧表」(PDF:85KB)に基づき,経過報告があり,また,平成19年12月までに推薦依頼のあった4件の事案と,平成20年3月までに推薦依頼のあった4件中2件の事案について,別添「推薦依頼のあった事案等について」(PDF:12KB)のとおり,推薦依頼先学会が選定された旨の報告があった。

(5) 推薦依頼先学会の検討

 平成20年3月までに推薦依頼のあった4件のうち2件について,別添「推薦依頼のあった事案等について(平成20年6月25日)」(PDF:10KB)のとおり,推薦依頼先学会が選定された。

(6) アンケートの取りまとめ結果の報告

事務局から,平成18年1月から平成20年3月までに提出された,鑑定人(PDF:83KB)裁判所(PDF:46KB)及び訴訟代理人(PDF:52KB)に対するアンケート結果の報告があった。

(主な発言)

  •  アンケート結果には,的確かつ明確な鑑定のおかげで,それをベースにして,和解や判決,または証拠の評価や事実認定をするのに非常に役立ったというものが多数あった。
  •  鑑定事項というのは専門家としての判断を要求されている事項であって,鑑定事項に忠実に答えていれば,裁判所の判断すべき事項に踏み込むことはないのではないか。
  •  アンケート結果等も踏まえて,各推薦依頼先学会に,関連情報をフィードバックすることを考えてみてもよいのではないか。ネガティブな意見であっても,むしろ問題点を言ってもらった方が,学会としては対応しやすい。
  •  鑑定事項が多岐にわたる場合には,一人の鑑定人での鑑定となると,それほど得意ではない部分も出てくる可能性はある。鑑定事項を決めるときによく詰める必要がある。裁判所と鑑定人が鑑定事項を最終的に確定するために何か工夫をした方がよい。予想外の鑑定書が出てこないためにはその辺りの努力も必要である。

(7) 礼状及びアンケートの改善について

 事務局より,事件終局後の推薦依頼元の裁判所からの報告方法の改善を試みたこと等を説明し,アンケートの改訂については,改訂案どおり了承された。

(主な発言)

  •  判決の内容を含めて事件結果を報告してもらえると,自分の鑑定がどう生かされたのかということが分かってありがたい。

(8) 医療ADRに関する情報提供

 事務局より,各地の医療ADRの現状について説明があった。

(9) 次回の委員会の日程

 次回の委員会は,平成21年の1月か2月頃を目途に開催する方向で調整することが確認された。

5. 第20回医事関係訴訟委員会・第18回鑑定人等候補者選定分科会資料

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