最高裁判所判事
宮川美津子(みやがわみつこ)
(昭和35年2月13日生)
略歴
- 昭和59年
- 東京大学法学部卒業
- 昭和59年
- 司法修習生
- 昭和61年
- 弁護士名簿登録(第一東京弁護士会)
- 平成5年
- ハーバードロースクール修了(LL.M.)
- 平成7年
- TMI総合法律事務所パートナー
- 平成14年
- 日本弁護士連合会知的財産政策推進本部(現 日弁連知的財産センター)委員
- 平成14年
- 経済産業省産業構造審議会臨時委員・同知的財産政策部会(現 知的財産分科会)委員
- 平成17年
- 慶應義塾大学法科大学院講師
- 平成19年
- 文部科学省文化審議会著作権分科会委員
- 平成25年
- 内閣府知的財産戦略本部有識者本部員
- 平成27年
- エステー株式会社社外取締役
- 平成28年
- パナソニック株式会社社外監査役
- 平成29年
- 財務省関税等不服審査会関税・知的財産分科会委員
- 平成30年
- 公益社団法人日本仲裁人協会理事
- 平成31年
- 内閣官房サイバーセキュリティ戦略本部普及啓発・人材育成専門調査会サイバーセキュリティ関係法令の調査検討等を目的としたサブワーキンググループ委員
- 令和元年
- 三菱自動車工業株式会社社外取締役
- 令和元年
- 日弁連知的財産センター委員長
- 令和2年
- 一般社団法人日本国際紛争解決センター理事
- 令和4年
- 経済産業省産業構造審議会知的財産分科会商標制度小委員会委員
- 令和5年11月6日
- 最高裁判所判事
信条、趣味など
裁判官としての心構え
裁判官として、事件のひとつひとつに誠実に向き合い、予断を持たず、多様な意見に耳を傾け、他の裁判官とも十分に議論して公平で妥当な判断を行えるよう全力で取り組む所存です。最高裁判所の判決は当事者だけでなく社会に大きな影響を与えるものであることを胸に刻み、日々研鑽を積みたいと思います。
好きな言葉
「大丈夫、何とかなる」
仕事や人生で重大な決断が必要になる時には、非常に悩みますが、「大丈夫、何とかなる」と自分を励まして、一歩前に進むようにしています。
印象に残った本
泉鏡花 戯曲「天守物語」及び「夜叉ヶ池」や、「春昼」、「春昼後刻」、「草迷宮」などの短編小説
内田百閒「サラサーテの盤」(この短編を原作とした鈴木清順監督の映画「ツィゴイネルワイゼン」も印象的でした。)
恩田陸「蜜蜂と遠雷」(音楽が聞こえるような小説で、映画化され映像と音楽の両方を楽しむことができました。)
趣味
観劇、特に歌舞伎、文楽といった伝統芸能の舞台を見るのが楽しみです。
また、様々なエンターテインメント・コンテンツ(音楽、映画、テレビ番組、コミック、小説など)を楽しんでいます。自宅ではBGMとしてもっぱらクラシックミュージックを聴いていますが、移動時間やジムなどでは、米津玄師、藤井風、King Gnu、YOASOBIをよく聴いています。
ゴルフと旅行は夫と共通の趣味で、時間があれば、二人で楽しんでおります。
最高裁において関与した主要な裁判
※判示事項欄に「(裁判要旨)」の記載のある判決等の裁判要旨は、暫定的なものであり、確定した段階で変更される場合があります。