令和8年度「法曹という仕事」の開催結果
会場でも!オンラインでも!今年も「法曹という仕事」に多数参加!!
令和8年8月21日、最高裁判所、法務省・最高検察庁及び日本弁護士連合会の共催企画「法曹という仕事」を会場とオンラインのハイブリッド形式で開催し、総勢180名を超える高校生らが参加しました。例年全国各地から参加してくれる方がいますが、今年は海外からオンライン参加された方もいて、進路を検討するみなさんの「法曹という仕事」に対する興味や関心の高さが伝わってきました。
本企画は、第1部(法曹三者共同企画)「NHK『昔話法廷』の『三匹のこぶた』裁判を裁判官、検察官、弁護士が生解説」、第2部(法曹三者個別企画)「法曹三者による仕事の魅力PR」、第3部「法曹三者への質問タイム」の各パートで構成されました。参加者のみなさんの感想とあわせて、概要をご紹介します。

◆法曹三者からのメッセージ
本企画に寄せて、中村愼最高裁判所判事、松田純一日本弁護士連合会会長、田中知子最高検察庁検事から、メッセージ動画という形で、参加者のみなさんにエールが送られました。法曹を志したきっかけに触れつつ、それぞれの立場から法曹の魅力をお話しいただき、その言葉に背中を押された方、法曹への思いを一層強くされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
・・・参加者から寄せられた感想・・・
●法曹という仕事のやりがいや魅力がよく伝わってきました。それぞれの職業について具体的に理解でき、大変ためになる内容でした。
●普段お会いする機会のない第一線で活躍される方々の、リアルなお話を伺えたことは、とても貴重な体験でした。将来の選択の幅を広げるきっかけとなり、私たちの未来を応援していただけていると感じ、大変励みになりました。
●法曹を目指したきっかけや現在のお仕事内容など、実際に働かれている方々の経歴を詳しく知ることができ、興味深く拝見しました。学生時代のお話などから『自分にも目指せるかもしれない』と思え、勉強へのモチベーションが高まりました。
第1部(法曹三者共同企画) 昔話法廷解説!「三匹のこぶた」裁判、開廷
毎年好評の、NHK「昔話法廷」を題材に法曹三者が解説するこのコーナー。今年は「三匹のこぶた」裁判を取り上げました。刑事裁判の場面ごとに、裁判官、検察官、弁護士、それぞれの視点や役割について生解説を行い、参加者のみなさんからの質問を募りながら双方向で進行したので、「自分だったらどんな主張をするか。どんな判断をするか。」と、法曹三者の思考をなぞることができたのではないでしょうか。

・・・参加者から寄せられた感想・・・
●裁判官・検察官・弁護士それぞれの立場から一度に解説を聞ける機会はなかなかなく、大変面白く感じました。一つの事実に対して立場が変われば見え方や主張が異なることに興味がわき、専門的な視点から証拠の評価や質問の意図を知ることで、裁判を見る目が変わりました。
●誰もが知っている「三匹のこぶた」を題材にしていたため内容が入りやすく、絵本とは違う視点で裁判が進んでいく様子を、丁寧な解説とともに楽しむことができました。身近な物語の中にある法律問題を通して、私たちの暮らしに法律が常に関わっていることを実感しました。
●現場で活躍される方々が、フィクションの部分と実際の裁判との違いを実務の視点から一歩踏み込んで解説してくださり、映像だけでは分からない裁判の本質に触れることができました。最終的な結論が私たち自身に委ねられていたことで、裁判員としてその場にいるような感覚で向き合え、大変貴重な学びとなりました。
第2部(法曹三者個別企画) 法曹三者による仕事の魅力PR
法曹三者が「弁護士」・「検察」・「裁判所」の各チームに分かれて、それぞれの「仕事のやりがい」や「職場の魅力」を中心に発信しました。
裁判所チームは、同じ部に所属する裁判官と裁判所書記官のペア2組が登壇し、チームで仕事を行っていることや職場の雰囲気、今の仕事を選んだ理由などについて語りました。

弁護士チーム

検察チーム

裁判所チーム
・・・参加者から寄せられた感想・・・
●弁護士と一口に言っても、刑事を担当する方や企業を担当する方など、分野によって仕事の内容が全く異なることがよく分かりました。部門ごとに分かれて説明していただいたことで、弁護士の活躍の場の広さや、さまざまな働き方があることを具体的に理解でき、大変参考になりました。
●これまで検察は身近な存在ではありませんでしたが、志望動機や現場のリアルなお話をうかがうことで、ぐっと身近に感じられるようになりました。冤罪を防ぐために起訴の権限を持つ検察官を志したという動機にも感銘を受け、法曹三者の中でも特に興味を持つきっかけとなりました。
●裁判官は弁護士や検察官と違い、どちらか一方に味方する立場ではないため、また別の視点からお話を聞くことができて満足でした。裁判を進め結論を出すという責任とやりがい、そして裁判官の独立について明確に理解でき、将来の選択肢の一つとして強く意識するきっかけとなりました。
●裁判に関わる仕事として裁判官だけでなく、書記官という職業もあることを初めて知りました。それまで全く知らなかった書記官の仕事内容についても詳しく聞くことができ、裁判所という職場についての理解を多面的に深められる、大変有意義な時間となりました。
第3部 法曹三者への質問タイム
法曹三者に直接質問ができる貴重な機会ということで、参加者のみなさんから多くの質問が寄せられました。それぞれの立場から、自身に関する話を交えつつ、進路を検討するみなさんに寄り添った回答がなされ、いずれも激励のメッセージとして響いたのではないでしょうか。




・・・参加者から寄せられた感想・・・
●一つ一つの質問に対し、ご自身が経験したこともしていないことも含めて真摯に答えてくださり、素朴な疑問にも丁寧にお答えいただきました。親身になって回答してくださる姿から、誠実な方が多いと感じられ、本当に楽しく有意義な時間を過ごすことができました。
●実際に法曹の方にしか聞けない生のお話をうかがうことができました。仕事の現場や家庭との両立といった実生活に関わることまで、普段は聞くことのできない貴重な内容をたくさん知ることができ、大変参考になりました。
●今の自分にできること・すべきことを直接質問することができ、温かい言葉もいただいて、頑張りたいという気持ちに改めてなりました。自分の将来について考えるきっかけとなり、自分事として本気で法曹を目指すことに背中を押していただけた、とても良い時間でした。
たくさんのご参加・ご意見ありがとうございました!
参加者のみなさんの進路検討の一助になりましたら幸いです。
今回参加できなかった方も、本ウェブサイトをご覧になることで、当日の空気を感じていただければと思います。
参加者のみなさんからいただいたご意見を踏まえ、参加しやすく、法曹三者や各職場をより身近に感じていただけるような企画を目指してまいります。
今後とも、裁判所、法務省・最高検察庁、日本弁護士連合会の広報企画に是非ご参加ください。