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当事者目録(不動産競売事件)の書き方

担保不動産競売の場合

債権者,債務者及び所有者の表示

  1. 原則
    不動産登記事項証明書に記載されているとおりに記載する。なお,所有者と債務者が同一人であるときは,「債務者兼所有者」とする。
  2. 不動産登記事項証明書に記載されている氏名(商号)や住所(本店所在地)から,現在変更している場合,現在の氏名,住所等と不動産登記事項証明書上の氏名,住所等を併記し,戸籍謄本(抄本),住民票,商業登記事項証明書等の公文書でその同一性を証明する。
  3. 記載例
    1. (1) 氏名が異なる場合
      所有者 甲川○郎
      (登記記録上の氏名・名称)
      乙山○郎
    2. (2) 住所が異なる場合
      〒○○○-○○○○ 千代田区・・・・・
      (登記記録上の住所)
      渋谷区・・・・・・
    3. (3) 合併等でその地位を承継している場合
      〒○○○-○○○○ 新宿区・・・・・
      ○○○○承継人
      申立債権者 ××××

強制競売の場合

債権者及び債務者の表示

  1. 原則
    執行力ある債務名義の正本に記載されているとおりに記載する。
  2. 債務名義作成後に氏名(商号)や住所(本店所在地)に変更が生じた場合
    現在の氏名,住所等と債務名義上の氏名,住所等を併記し,戸籍謄本(抄本),住民票,商業登記事項証明書等の公文書でその同一性を証明する。
  3. 不動産登記事項証明書の氏名(商号)や住所(本店所在地)が債務名義ないし現在の住所(住民票上の住所)と異なる場合
    上記2と同様に不動産登記事項証明書の氏名,住所等を併記し,戸籍謄本(抄本),住民票,商業登記事項証明書等の公文書でその同一性を証明する。
  4. 債務名義成立後に,債権者が当該債権を第三者に譲渡したり,法人である債権者に合併があったり,自然人である債務者が死亡して相続が開始したりして,承継が生じた場合
    債務名義に承継執行文の付与を受け,債務名義上の当事者からの承継(相続)人であることを記載上明らかにする。
  5. 記載例
    1. (1) 氏名が異なる場合
      申立債権者 甲川○郎
      (債務名義及び登記記録上の氏名・名称)
      乙山○郎
    2. (2) 住所が異なる場合
      〒○○○-○○○○ 千代田区・・・・・
      (債務名義上の住所)
      新宿区・・・・・・
      (登記記録上の住所)
      渋谷区・・・・・・
    3. (3) 承継執行文の付与を受けた場合
      〒○○○-○○○○ 新宿区・・・・・
      ○○○○承継人
      申立債権者 ××××
      〒○○○-○○○○ 目黒区・・・・・
      亡△△△△相続人
      債務者 ××××
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