最高裁判所判事
岡村和美(おかむらかずみ)
(昭和32年12月23日生)
略歴
- 昭和55年
- 早稲田大学法学部卒業
- 昭和56年
- 司法修習生
- 昭和58年
- 弁護士登録(第一東京弁護士会)
- 昭和63年
- ハーバード・ロー・スクール修了(LL.M.)
- 平成元年
- 米国ニューヨーク州弁護士登録
- 平成2年
- 外資系金融機関法務部所属
- 平成12年
- 東京地検検事
- 平成13年
- 法務省刑事局国際課国際刑事企画官
- 平成15年
- 法務省刑事局国際課長
- 平成17年
- 東京高検検事
- 平成19年
- 法務省大臣官房参事官
- 平成19年
- 金融庁証券取引等監視委員会事務局国際・情報総括官
- 平成26年
- 最高検検事
- 平成26年
- 法務省人権擁護局長
- 平成28年
- 消費者庁長官
- 令和元年10月2日
- 最高裁判所判事
信条,趣味など
裁判官としての心構え
一つ一つの事件に誠実に取り組み,公正な裁判のために力を尽くしたいと考えております。
価値観が多様化した現代の社会では,最高裁判所の判断が求められる事件は,複雑で解決困難なものになっていると感じます。広い視野での問題把握・多角的な検証等を心がけることで,より深く論点を検討できるよう,引き続き,研鑽を積んでまいります。
好きな言葉
「人間は生かされている,という心」,「人生の理不尽さ・・・まずは受け止めること。そこから覚悟を決めて歩き始めること,その覚悟が底力」など,坂東眞理子氏の言葉に励まされて,仕事を続けてきました。
印象に残った本
様々なジャンルの本を読みます。着任前の夏は,「朔総漫筆」(アララギ歌人の清水房雄遺稿集)に語られる昭和・平成を生きた賢者の思考に感銘を受けました。
趣味
美術館・博物館を訪ねること。最近は,日本の美術・伝統工芸・建築などについて学んでいます。
最高裁において関与した主要な裁判
※判示事項欄に「(裁判要旨)」の記載のある判決等の裁判要旨は,暫定的なものであり,確定した段階で変更される場合があります。