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最高裁において関与した主要な裁判(平木裁判官)(令和7年)

 
最高裁において関与した主要な裁判(令和7年)一覧
事件名・事件番号
裁判年月日・法廷
判示事項 結果 意見
選挙無効請求事件
令和5年(行ツ)第404号、令和5年(行ヒ)第448号
令和7年1月28日
(第三小法廷・判決)
1 千葉県議会議員の定数及び選挙区等に関する条例(昭和49年千葉県条例第55号)の議員定数配分規定の適法性
2 千葉県議会議員の定数及び選挙区等に関する条例(昭和49年千葉県条例第55号)の議員定数配分規定の合憲性
棄却 多数意見
再審請求棄却決定に対する即時抗告棄却決定に対する特別抗告事件
令和5年(し)第412号
令和7年2月25日
(第三小法廷・決定)
再審請求を棄却した原々決定を是認した原決定に対する特別抗告が棄却された事例 棄却 多数意見
仮の差止めの申立て一部認容決定に対する抗告審の一部取消決定に対する許可抗告事件
令和6年(行フ)第1号
令和7年2月26日
(第三小法廷・決定)
地方運輸局長がした特定地域及び準特定地域における一般乗用旅客自動車運送事業の適正化及び活性化に関する特別措置法16条1項に基づく一般乗用旅客自動車運送事業に係る旅客の運賃の範囲の変更が裁量権の範囲を逸脱し又はこれを濫用した違法なものであると一応認められるとした原審の判断に違法があるとされた事例 破棄自判 多数意見
(裁判長)
威力業務妨害、暴行、航空法違反、公務執行妨害、器物損壊被告事件
令和7年4月8日
(第三小法廷・決定)
航空法150条5号の4、73条の4第5項、航空法施行規則164条の16第3号の規定について、処罰対象となる行為の決定を私人である機長に委任しているから憲法31条、73条6号に違反するとの主張が、欠前提処理された事例 棄却 全員一致
警察庁保有個人情報管理簿一部不開示決定取消等請求事件
令和5年(行ヒ)第335号
令和7年6月3日
(第三小法廷・判決)
表形式の行政文書の「備考」欄に記録された情報につき、一体的に情報公開法(平成28年法律第51号による改正前のもの)5条3号又は4号所定の不開示情報該当性についての判断をした原審の判断に違法があるとされた事例 一部破棄差戻し、一部棄却 全員一致
補足意見付加
行政文書不開示処分取消等請求事件
令和6年(行ヒ)第94号
令和7年6月6日
(第三小法廷・判決)
機能性表示食品に係る機能性関与成分に関する検証事業の報告書に記録された検証の手法や基準、検証結果(データ)、考察内容、問題点等の情報が情報公開法(平成28年法律第51号による改正前のもの)5条6号柱書き及び同号イ所定の不開示情報に該当するとした原審の判断に違法があるとされた事例 破棄差戻 全員一致
生活保護基準引下げ処分取消等請求事件
令和5年(行ヒ)第397号、第398号
令和7年6月27日
(第三小法廷・判決)
1 生活保護法による保護の基準(昭和38年厚生省告示第158号)中の生活扶助基準の改定が生活保護法3条、8条2項に違反して違法であるとされた事例
2 生活保護法による保護の基準(昭和38年厚生省告示第158号)中の生活扶助基準の改定につき国家賠償法1条1項にいう違法があったということはできないとされた事例
一部破棄自判、一部棄却 多数意見
生活保護基準引下げ処分取消等請求事件
令和6年(行ヒ)第170号
令和7年6月27日
(第三小法廷・判決)
1 生活保護法による保護の基準(昭和38年厚生省告示第158号)中の生活扶助基準の改定が生活保護法3条、8条2項に違反して違法であるとされた事例
2 生活保護法による保護の基準(昭和38年厚生省告示第158号)中の生活扶助基準の改定につき国家賠償法1条1項にいう違法があったということはできないとされた事例
一部破棄自判、一部棄却、一部終了 多数意見
損害賠償、求償金請求事件
令和5年(受)第1838号
令和7年7月4日
(第三小法廷・判決)
裁判所が自動車保険契約の人身傷害条項の被保険者である被害者に対する損害賠償の額を定めるに当たり民法722条2項の過失相殺の規定を類推適用して被害者に対する加害行為前から存在していた被害者の疾患をしんしゃくしその額を減額する場合における上記条項に基づき人身傷害保険金を支払った保険会社による損害賠償請求権の代位取得の範囲 棄却 全員一致
(裁判長)
窃盗、強盗致傷被告事件
令和6年(あ)第1161号
令和7年7月7日
(第三小法廷・決定)
被害者の検察官調書抄本を採用した第1審の訴訟手続に法令違反がありこれが判決に影響を及ぼすことが明らかであるとして第1審判決を破棄した原判決に、刑訴法397条1項、379条の解釈適用を誤った違法があるとされた事例 棄却 全員一致
補足意見付加
窃盗、電子計算機使用詐欺、覚醒剤取締法違反被告事件
令和6年(あ)第264号
令和7年7月11日
(第三小法廷・判決)
依頼を受けて現金自動預払機付近で待機し電子計算機使用詐欺の犯行により増加した預貯金を引き出すなどした者に電子計算機使用詐欺の共謀が認められた事例 破棄自判 全員一致
(裁判長)
補足意見付加
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