裁判例結果詳細
最高裁判所判例集
- 事件番号
昭和41(オ)1338
- 事件名
約束手形金請求
- 裁判年月日
昭和44年3月27日
- 法廷名
最高裁判所第一小法廷
- 裁判種別
判決
- 結果
棄却
- 判例集等巻・号・頁
民集 第23巻3号601頁
- 原審裁判所名
東京高等裁判所
- 原審事件番号
昭和39(ネ)2215
- 原審裁判年月日
昭和41年9月26日
- 判示事項
訴訟行為をさせることを主たる目的としてされた手形の裏書と手形抗弁
- 裁判要旨
訴訟行為をさせることを主たる目的としてされた手形の裏書は、隠れた取立委任のためにされたものにほかならないが、右の場合には、信託法一一条の規定により、たんに手形外の取立委任の合意が無効となるにとどまらず、裏書自体も無効となり、すべての手形債務者は、被裏書人たる所持人が手形上無権利者であることを主張してその手形上の請求を拒絶することができる。
- 参照法条
手形法77条1項1号,手形法14条,手形法17条,信託法11条,信託法1条
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