裁判例結果詳細
行政事件 裁判例集
- 事件番号
昭和57(行ウ)84
- 事件名
退去強制令書発付処分等取消請求事件
- 裁判年月日
昭和59年7月19日
- 裁判所名
大阪地方裁判所
- 分野
行政
- 判示事項
1 韓国人を父母として本邦で出生し,父母の別離に際して父に連れられて韓国に渡ったが,父が死亡し,親しい身寄りもなかったため,本邦に居住している母を頼って,有効な旅券を所持しないで本邦に入国し,その後9年余りの間まじめに働きながら母を養っていた者に対し,法務大臣が出入国管理及び難民認定法50条1項の特別在留許可を付与しなかったことには,裁量権の行使を誤った違法があるとして,同法49条1項に基づく異議の申出を理由がないとした法務大臣の裁決及び入国管理局主任審査官がした退去強制令書発布処分を取り消した事例 2 特別在留許可を与えることなく出入国管理及び難民認定法49条1項に基づく異議の申出を棄却した法務大臣の裁決の違法は,退去強制令書発付処分に承継されるとした事例
- 裁判要旨
- 全文