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最高裁判所判例集

事件番号

 昭和42(あ)2277

事件名

 兇器準備集合、暴力行為等処罰に関する法律違反、窃盗、暴行

裁判年月日

 昭和43年7月16日

法廷名

 最高裁判所第三小法廷

裁判種別

 決定

結果

 棄却

判例集等巻・号・頁

 刑集 第22巻7号830頁

原審裁判所名

 福岡高等裁判所

原審事件番号

原審裁判年月日

 昭和42年9月18日

判示事項

 兇器準備集合の所為と暴力行為等処罰に関する法律第一条違反の所為とが併合罪の関係にあるとされた事例

裁判要旨

 被告人らが、共謀のうえ、甲らに危害を加える目的をもつて、猟銃、日本刀等の兇器を準備し、または準備のあることを知つて、某所に集合したという兇器準備集合の所為と、その集合の直後、集合場所付近において、甲の身体を手拳で殴打し、足蹴にするなどし、かつ、甲に対し「横着だぞ」等と怒号し、もつて数人共同し、多衆の威力を示して暴行、脅迫をしたという暴力行為等処罰に関する法律第一条違反の所為とは、併合罪の関係にあると解するのが相当である。

参照法条

 刑法45条,刑法54条1項,刑法208条ノ2,暴力行為等処罰に関する法律1条

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