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最高裁判所判例集

事件番号

 昭和45(あ)2042

事件名

 公正証書原本不実記載、同行使、虚偽記入有価証券行使

裁判年月日

 昭和47年1月18日

法廷名

 最高裁判所第三小法廷

裁判種別

 判決

結果

 棄却

判例集等巻・号・頁

 刑集 第26巻1号1頁

原審裁判所名

 東京高等裁判所

原審事件番号

原審裁判年月日

 昭和45年8月25日

判示事項

 株金の払込がいわゆる見せ金による仮装のものであるにかかわらず増資の登記をした場合と公正証書原本不実記載罪の成否

裁判要旨

 増資に際し、株金の払込がいわゆる見せ金によってされた仮装のものであるにかかわらず、その株式引受人による払込が完了して、増資をした旨の登記申請をし、商業登記簿の原本にその記載をさせたときは、昭和四一年法律第八三号による改正前の商法一八八条二項五号の「発行済株式ノ総数」に関し、公正証書原本不実記載罪が成立する。

参照法条

 刑法157条1項,商法188条(昭和41年法律83号による改正前のもの),商法67条

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