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最高裁判所判例集

事件番号

 昭和47(あ)159

事件名

 兇器準備集合、暴力行為等処罰に関する法律違反

裁判年月日

 昭和48年2月8日

法廷名

 最高裁判所第一小法廷

裁判種別

 決定

結果

 棄却

判例集等巻・号・頁

 刑集 第27巻1号1頁

原審裁判所名

 東京高等裁判所

原審事件番号

原審裁判年月日

 昭和46年11月17日

判示事項

 兇器準備集合の罪とその継続中における暴力行為等処罰に関する法律一条違反の罪とが併合罪の関係にあるとされた事例

裁判要旨

 被告人が、甲ほか一一名と共謀のうえ、乙らに危害を加える目的をもつて、某日午後一一時頃から翌日午前二時三〇分頃までの間、某市内の乙方およびその付近路上ならびに同市内の甲方において猟銃、日本刀、包丁等の兇器を準備し、またはその準備のあることを知つて集合したという兇器準備集合の罪と、右某日午後一一時頃乙方において乙に対し所携の包丁、日本刀を示し、「指を詰めろ」等と申し向け、手拳等でその身体を殴打し、あるいは足蹴にする等し、もつて数人共同して兇器を示し、かつ、多衆の威力を示して暴行、脅迫を加えたという暴力行為等処罰に関する法律一条違反の罪とは、併合罪の関係にある。

参照法条

 刑法45条,刑法54条1項,刑法208条2第1項,暴力行為等処罰に関する法律1条

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