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最高裁判所判例集

事件番号

 昭和33(あ)547

事件名

 殺人

裁判年月日

 昭和34年2月5日

法廷名

 最高裁判所第一小法廷

裁判種別

 判決

結果

 棄却

判例集等巻・号・頁

 刑集 第13巻1号1頁

原審裁判所名

 東京高等裁判所

原審事件番号

原審裁判年月日

 昭和33年2月24日

判示事項

 過剰防衛と認められる事例。

裁判要旨

 本件のごとく、たとえ当初は急迫不正の侵害に対し防衛行為として巳むことを得ざるに出でたものであつても、最初の一撃によつて相手方の侵害的態勢がくずれ去つた後、引き続きなお追撃的行為に出で相手方を殺傷したような場合は、それ自体が全体としてその際の状況にてらし正当防衛行為とはいえないのであつて、過剰防衛にあたると認めるべきである。

参照法条

 刑法36条,盗犯等ノ防止及処分ニ関スル法律1条1項3号,盗犯等ノ防止及処分ニ関スル法律1条2項

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