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最高裁判所判例集

事件番号

 平成7(オ)2468

事件名

 不当利得金請求事件

裁判年月日

 平成11年7月19日

法廷名

 最高裁判所第一小法廷

裁判種別

 判決

結果

 破棄差戻

判例集等巻・号・頁

 民集 第53巻6号1138頁

原審裁判所名

 大阪高等裁判所

原審事件番号

 平成5(ネ)868

原審裁判年月日

 平成7年7月27日

判示事項

 共同相続人相互の間で一部の者が他の者を共同相続人でないものとしてその相続権を侵害している場合に相続回復請求権の消滅時効を援用しようとする者が立証すべき事項

裁判要旨

 共同相続人相互の間で一部の者が他の者を共同相続人でないものとしてその相続権を侵害している場合において、相続回復請求権の消滅時効を援用しようとする者は、真正共同相続人の相続権を侵害している共同相続人が、当該相続権侵害の開始時点において、他に共同相続人がいることを知らず、かつ、これを知らなかったことに合理的な事由があったことを立証すべきである。

参照法条

 民法884条,民訴法第2編第3章第1節総則

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